持ち家vs賃貸|離婚・売却困難を経験した私が断然賃貸派な理由

お金・節約

家は人生で最も大きな買い物です。

でも「持ち家を買うのが当たり前」という考え方に、私は疑問を持っています。

私自身、賃貸→持ち家購入→離婚により売却という経験をしました。売却の際、土地と建物の名義が別々だったため売却に非常に苦労し、最悪の場合自己破産しなければならない可能性もありました。

その経験から、今は断然賃貸派です。

持ち家・賃貸にかかるお金一覧

持ち家にかかるお金

費目年間目安
固定資産税・都市計画税約10〜15万円
修繕費(積立目安)約20万円
火災・地震保険約1〜4万円
合計約30〜40万円/年
30年間合計約900〜1,200万円

国土交通省のデータによると、一戸建ての維持費は税金・保険だけで年間約15万円程度。加えて将来の修繕費として年間約20万円の積み立てが推奨されており、合計で年間約30〜40万円が目安とされています。毎年この金額が必ずかかるわけではありませんが、大規模修繕に備えて積み立てておく必要があるということです。

また国土交通省の調査では、新築一戸建ての不具合発生回数は平均3.12回(平均居住年数15.1年)というデータもあります。家は買ったら終わりではなく、継続的にお金がかかり続けます。

※維持費のみの金額です。住宅ローンの返済額は別途かかります。

賃貸にかかるお金

費目目安
家賃月5〜10万円程度(地域による)
敷金・礼金家賃1〜2ヶ月分(入居時のみ)
火災保険年1〜2万円
引越し費用3〜10万円(引越し時のみ)

賃貸は毎月の家賃以外に大きな出費が基本的にかかりません。管理がシンプルなのが最大のメリットです。

持ち家のメリット・デメリット

メリット

  • 返済が終われば自分の資産になる
  • リフォームが自由にできる
  • 住宅ローン控除が使える

デメリット

  • ローンを返し終わるまで実質銀行の持ち物
  • 固定資産税・修繕費など維持コストがかかり続ける
  • 古くなる(水回り・外壁など10〜20年で大規模修繕が必要)
  • 離婚・病気・怪我など人生のリスクに対応しにくい
  • 土地と建物の名義が異なる場合、売却が非常に困難になる
  • 不動産価値が下がるリスクがある

賃貸のメリット・デメリット

メリット

  • 家賃が固定されているので管理がシンプル
  • 古くなったら引越せばいい
  • ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる
  • 修繕費が基本的にかからない
  • 人生のリスク(離婚・転職・病気)に対応しやすい

デメリット

  • 資産にならない
  • 家賃を払い続けても自分のものにならない
  • リフォームが自由にできない

持ち家は不動産投資と同じ

持ち家購入は不動産投資と同じだと私は考えています。

利益が出る物件なら借金してでも買えばいい。でも、それが利益の出る物件かどうかは素人にはわかりません。

「30年後には自分の資産になる」という言葉をよく聞きますが、それは何のリスクにも合わなかった場合の話です。離婚する人もいれば、怪我や病気になる人もいる。私自身がその経験をしました。

持ち家を検討している方は、ぜひ一度立ち止まってよく考えてみてください。

住宅ローンの金利を甘く見ないで

住宅ローンを組む際、金利の差は長期間で見ると非常に大きな金額になります。

お金に余裕がない方ほど固定金利を選んでください。変動金利は低く見えますが、将来金利が上がるリスクがあります。

金利が今現在最も低いところを比較して選ぶことをおすすめします。

住宅ローン控除について

住宅ローンを組むと、一定期間、年末のローン残高の0.7%が所得税から控除される「住宅ローン控除」が使えます。家を買うと決めた方は必ず確認しておきましょう。

ただし「控除があるから家を買った方がお得」という考え方には注意が必要です。控除はあくまで補助であり、維持コストやリスクを上回るものではありません。

今持ち家を持っている方へ

今の自分の家の資産価値を把握することも大事です。

イエウールなどの不動産一括査定サービスを使えば、今の相場がわかります。「思ったより価値が上がっていた」「下がっていた」を知ることで、今後の判断材料になります。

引越しは必ず相見積もりを

引越しの際は必ず複数の業者に見積もりを取ってください。

私自身、相見積もりをしたところ業者によって6万円もの差がありました。言われるがまま1社に決めると損をします。

まとめ

持ち家vs賃貸の結論は人それぞれですが、私は今は断然賃貸派です。

持ち家を検討している方へのアドバイス

  • ローンの総返済額(金利込み)を必ず計算する
  • 維持コスト(修繕費・固定資産税)年間約30〜40万円を考慮する
  • 人生のリスク(離婚・病気・転職)を想定する
  • 土地と建物の名義が異なる場合は売却リスクを把握する
  • 住宅ローン控除を確認する

賃貸を検討している方へのアドバイス

  • 家賃は手取りの25〜30%以内が目安
  • 引越しは相見積もりで大幅に節約できる
  • 古くなったら引越すという選択肢を常に持つ

将来家が欲しくなったらその時買えばいい。今は賃貸で身軽に生きることも立派な選択です。

タケ|サブコン現場監督11年7ヶ月を経てCADオペレーターとして独立4年目。独立後にシングルファザーとなり、仕事と育児を両立中。固定費削減を実践しながらフリーランス生活を継続中。

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