ポイ活はおすすめしません|やめてみて気づいた管理コストの重さ

お金・節約

世の中には「ポイ活おすすめ」「このカードを作れば〇〇円分のポイント」みたいな発信があふれています。でも私は、ポイ活はおすすめしません。

ガッツリやって稼いでいる人を否定するつもりはありません。この記事は、なんとなく続けている人や、これから始めようとしている人に向けて書きます。

正確に言うと、私も過去にやってみて、やめました。今日はその理由と、やめた結果どうなったかを書きます。

私もポイ活をしていた

私もかつてはポイ活をしていました。

あるポイ活サイトで、クレジットカードを発行したら5,000ポイント、銀行や証券口座を開設したら10,000ポイント、というようなものです。

当時は会社員で、給料以外に収入はなかったので、これがすごく特をした気分になるんですよね。臨時収入みたいなものです。「契約するだけでお金がもらえるなんて、やらなきゃ損だ」と思っていました。

でも、それから家計管理をきちんとやるようになって、クレジットカードや銀行口座、証券口座を整理していく中で、いろいろ気づきました。

① 解約に思った以上に時間がかかる

まず、解約の手続きが本当に大変でした。

クレジットカードも銀行も、解約の対応窓口を極端に狭くしているところが多いんです。電話をかけてもなかなかつながらない。Webからの解約も、解約ページにたどり着くまでがひと苦労、というケースが何度もありました。

契約は数分でできるのに、解約は数十分から数時間かかる。これをいくつも積み上げていくと、トータルでかなりの時間が持っていかれます。

② 知らないうちに年会費を取られていた

これは完全に自分の油断ですが、年会費を取られていたカードがありました。

契約時に「永年無料」と書いてあったので安心していたんですが、ここに落とし穴がありました。「永年」と「永久」は意味が違うんです。

永久は「ずっと」、永年は「長い間」。永年無料は、長い間は無料、いつ有料になってもおかしくない、という意味です。気づいたら年会費を取られていました。

家計管理をきちんとやっていれば気づけたはずですが、当時はそれもしていなかったので、しばらく放置されていました。

③ そもそも何を契約していたか分からない

これも苦労しました。

ポイント目的でいろいろ契約したのはいいけれど、何を契約したか自分でちゃんと管理していなかったんです。「ポイントもらったから次」「これも対象だから次」と続けるうちに、自分でも全体像が把握できなくなっていました。

整理しようと思っても、まず「何を契約しているのか」を洗い出すところから始めなきゃいけない。クレジットカードの履歴を遡ったり、過去の書類を引っ張り出したりして、ひとつずつ解約していきました。地味に時間がかかります。

④ 一時的なポイントのために時間を使うのはもったいない

ポイ活で得られるのは、基本的に一時的なものです。

5,000ポイント、10,000ポイントもらって、それで終わり。継続的に何かが入ってくるわけではありません。

その時間を勉強や副業に使った方が、長期的にははるかにリターンが大きいと、今は感じています。1万円分のポイントは1万円で終わりますが、副業のスキルや知識は積み上がっていきます。

⑤ 街のポイントカードもやめた

コンビニ、薬局、スーパー、ガソリンスタンドなどのポイントカードも、今はほぼ持っていません。

理由は管理コストに合わないからです。カードを増やすほど、財布もアプリも煩雑になります。1%や2%の還元のために、毎回「カードを出す」「アプリを開く」という小さな手間を払い続けるのは、私にとっては割に合わない判断でした。

最終的に絞ったもの

整理を進めた結果、今残しているのはこれだけです。

クレジットカードは三井住友カードの3枚(家庭用・予備用のNL・事業用)。銀行は住信SBIネット銀行(家庭用)、あおぞら銀行(事業用)、それと地方銀行とゆうちょ銀行がそれぞれ1つずつ。証券口座はSBI証券のみ。

地方銀行は学校の校納金が、ゆうちょ銀行は消防団の振込指定がそれしかダメなので、しかたなく残しています。本当はやめたいんですが、相手の都合なのでどうしようもありません。

ただ、この2つは「日々の管理対象外」と割り切っています。地方銀行は校納金用に数万円まとめて入れておくだけ。ゆうちょは消防団からいつの間にか振り込まれていますが、マネーフォワードが通知してくれるので、こちらから何かを見にいく必要がありません。

「やめられない口座は残しつつ、管理はしない」と決めるだけで、ストレスはほぼゼロになります。

具体的なツールやサービスの使い分けについては、別記事のフリーランスの家計管理術|持ち物を減らして管理をシンプルにするで詳しく書いているので、興味があれば読んでみてください。

「日常使いでたまるポイント」はポイ活ではない

ひとつ補足しておきます。

三井住友カードを日常的に使っていれば、当然ポイントは貯まります。でも私は、これはポイ活とは思っていません。

普段の支払いをカードに集約した結果として、自然にポイントが付いてくる。あくまで「おまけ」です。ポイント目当てで何かを契約したり、わざわざ買い物を増やしたりはしません。

ポイ活と「日常使いでたまるおまけのポイント」は、似ているようでまったく違うものです。前者は時間と管理コストを払いに行く行為、後者は普段の生活の副産物。ここは分けて考えたほうがいいと思います。

管理コストは意外と大きい

ポイ活をやめてみて一番強く感じたのは、管理コストは馬鹿にならないということです。

カードや口座が増えると、目に見えるお金は確かに少し増えます。でも、その代わりに脳のリソースをかなり持っていかれます。「あのカードの年会費はいくらだったか」「このポイントの有効期限は」「この口座はいくら残っていたか」と、頭の片隅で常に何かを管理し続けることになる。

これがなくなったとき、本業や副業、家事、育児に向けられるエネルギーが増えました。私にとっては、これがポイ活で得たポイントよりずっと大きな価値でした。

まとめ

最後にまとめます。

ポイ活は、短期的には得した気分になります。でも、解約の手間、知らないうちの年会費、契約の管理、それらすべてを足すと、得たポイント以上のものを失っている可能性があります。

そして何より、増えた契約を管理し続けるための脳のリソースが、地味だけど大きな負担になります。

その時間とエネルギーを、勉強や副業、家族との時間に振り向けた方が、長期的にはずっと豊かになると思います。

ポイ活で得をしている感覚がある人ほど、一度立ち止まって、自分が抱えている契約の数と、その管理にかけている時間を見直してみてください。意外と多いはずです。

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タケ|サブコン現場監督11年7ヶ月を経てCADオペレーターとして独立4年目。独立後にシングルファザーとなり、仕事と育児を両立中。固定費削減を実践しながらフリーランス生活を継続中。

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