現場監督からCADフリーランスへ|資格は仕事を増やすためではなく「保険」だった

お金・節約

「資格を取れば仕事が増える」は本当か?

CADフリーランスを目指している方から、よくこんな質問を受けます。

「資格を取れば仕事が増えますか?」

正直に答えます。資格だけで仕事が増えるとは限りません。

私は現場監督時代に1級管工事施工管理技士と消防設備士甲1類を取得しています。でも独立後の仕事のほとんどは、現場監督時代に築いた人脈から来ています。資格が直接的に新しい案件を生んだわけではありません。

では資格は意味がないのか?そうではありません。資格の価値は別のところにあります。

資格より「経験と人脈」が仕事を作る

CADフリーランスの仕事の取り方については別の記事で詳しく書きましたが、私の場合、独立当初から仕事をくれたのは現場監督時代に信頼関係を築いた方々でした。

発注側からすると、「この人の仕事は知っている」「現場で一緒にやったことがある」という経験の積み重ねが、一番の信頼の根拠になります。

初対面の相手に資格を見せて仕事が取れるかといえば、それだけでは難しい。仕事は資格ではなく、経験と人脈で取るものだと私は思っています。

それでも資格を取ってよかった理由

ではなぜ資格を取ったのか。理由は一つです。

「独立に失敗しても施工管理に戻れる」という保険があったから。

1級管工事施工管理技士を取得したのは独立前でした。当時の私にとって、この資格は退路の確保でした。

「もしCADで食えなくなったら、施工管理に戻ればいい」

この安心感がなければ、独立に踏み出せなかったかもしれません。フリーランスという不安定な道を選ぶ時に、資格という逃げ道を持っていることは、精神的に大きな支えになりました。

資格は「経験・知識」とセットで初めて強くなる

もう一つ大事なことがあります。

資格単体で価値があるというよりも、資格+現場経験+設備の知識がセットになって初めて強みになると感じています。

例えば「1級管工事施工管理技士を持っています」という一言も、実際に11年以上施工管理をやってきた経験と、設備の知識が裏付けになっているから意味を持つ。

資格だけ持っていても、実務経験が薄ければ現場では通用しません。逆に経験と知識がしっかりあれば、資格はそれを証明する「物差し」として機能します。

CADフリーランスを目指す人へ:資格より先にやること

これからCADフリーランスを目指している方への正直なアドバイスです。

資格より先にやるべきことがあります。

  • 現場でCADの実務経験を積む
  • 設備の知識を深める
  • 信頼できる人脈を作る

これが揃った上で、資格を「保険」や「証明書」として取るのが正しい順番だと思います。

資格を取ってから独立しようとすると、時間とお金がかかりすぎる。それより、現場で経験を積みながら信頼関係を作っていく方が、独立後の仕事に直結します。

現場監督時代に資格を取っておくべき理由

ただし一点だけ言うと、資格は現場監督として働いているうちに取っておく方がいいです。

理由はシンプルで、受験資格に実務経験年数が必要な資格が多いからです。独立してからでは受験資格を満たすのに時間がかかります。現場監督として働きながらの方が、勉強の内容も実務と直結していてスムーズです。

私も現場監督時代に1級管工事と消防設備士甲1類を取得しました。激務の中での勉強は大変でしたが、独立後に「取っておいてよかった」と思う場面は何度もありました。直接的に仕事が増えたわけではないですが、「いざとなれば戻れる」という安心感は今でも続いています。

まとめ:資格は「保険」、仕事は「経験と人脈」で取る

  • 資格だけで仕事が増えるとは限らない
  • CADフリーランスの仕事は経験・人脈で取るもの
  • 資格の価値は「保険」と「信頼の証明」
  • 資格+経験+知識のセットで初めて強みになる
  • 資格は現場監督として働いているうちに取っておくのがベスト

「資格を取れば独立できる」ではなく、「現場で経験と人脈を積みながら、保険として資格を取る」。これが私の考える、CADフリーランスへの正しい道筋です。

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タケ|サブコン現場監督11年7ヶ月を経てCADオペレーターとして独立4年目。独立後にシングルファザーとなり、仕事と育児を両立中。固定費削減を実践しながらフリーランス生活を継続中。

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