収入20万未満の月もある|CADフリーランスの閑散期の乗り越え方

CADフリーランス

フリーランスとして独立してから、収入には波があります。

工程を管理して仕事を受けていても、前の現場が早く終わったり、次の現場の始まりが遅れたりして、月の収入が20万円を切ることも普通にあります。会社員時代の毎月決まった給料に比べると、これはかなりギャップのある現実です。

ただ、私はそれで焦ってはいません。今日は、なぜ焦らずにいられるのか、閑散期にどう動いているのかを書きます。

なぜ収入の波が起きるのか

そもそもなぜ波が起きるのか。私のような現場の工程に紐づく仕事の場合、これは構造的なものです。

前の現場が予定より早く終わって、次の現場までの空白ができる。逆に、次の現場の着工が遅れて、待ちが発生する。これは自分の工程管理ではどうにもならない部分で、相手の都合で動きます。

会社員なら、案件が減っても給料は変わりません。でもフリーランスは、稼働がなければ収入もない。これは独立するときに覚悟しておくべき構造的な特徴だと思います。

なぜあえて仕事を詰め込まないのか

「波があるなら、その分、繁忙期にめいっぱい仕事を入れればいい」と思うかもしれません。

でも私は、あえて詰め込まないようにしています。

理由はシンプルで、詰め込みすぎると体調を崩したり、納期が間に合わなかったりするリスクがあるからです。フリーランスにとって、納期遅延は信用問題に直結します。1回の遅延で取引先からの評価が一気に下がることもある。

短期的に売上を最大化することと、長期的に信用を積み上げることは、必ずしも一致しません。私は後者を優先しているので、波があるのは「仕方ない」と割り切っています。

焦らずにいられる一番の理由

それでも、収入の少ない月に焦らずにいられるのは、事業用の生活防衛資金を確保しているからです。

家庭の生活防衛資金と同じ考え方で、事業用の口座にもある程度のお金をプールしています。これがあるから、収入の少ない月が来ても「来月か再来月でならせばいい」と思えるんです。

もしこの貯金がなかったら、目先のお金欲しさに、合わない条件の仕事を取ってしまったり、信用を犠牲にして詰め込みすぎたりしていたかもしれません。生活防衛資金は、安心料というより「正しい判断ができるための土台」だと思っています。

固定費が低いから耐えられる

もうひとつ大事なのは、固定費を低く抑えていることです。

毎月の支出が小さければ、収入が少ない月でも家計が崩れません。逆に固定費が膨らんでいると、波が来るたびに資金が削られて、不安で正しい判断ができなくなります。

私が固定費削減シリーズを書き続けているのも、フリーランスにとって固定費の低さがそのまま「波への耐性」になるからです。攻めの収入アップだけでなく、守りの固定費削減が、波を乗り越える力になります。

仕事が少ない月にまずやること

ここからは具体的な動き方の話です。

仕事が少ない月にまず私がやるのは、単価の高い取引先に直接声をかけることです。

「今月は仕事が繁忙期の50%くらいなんですが、何かお手伝いできることありますか?」

こんな感じで、2〜3社に声をかけます。すると、何かしら仕事が出てくることが多いです。先方も「言ってくれれば回せたのに」というケースは意外とあるので、こちらから動くだけで状況は変わります。

ポイントは、単価の安いところに数で稼ぎに行かないこと。安い仕事を詰め込んでも、忙しさだけが増えて単価が下がっていきます。声をかける先は、普段から信頼関係のある単価の高い取引先に絞ります。

それでも仕事がなければ副業のタネをまく

声をかけても仕事がない場合は、副業のタネをまく時間に切り替えます。

まだ収益化していないものが多いので、ここでは詳細は書きません。ただ、自分に合いそうな副業を探したり、いずれ芽が出るかもしれないことに種をまいたり、という時間に使っています。

これは閑散期だからこそできる動きです。仕事が詰まっているときは、目先のことで手一杯になって、こういう中長期の動きができません。閑散期は「種まきの時間」と捉え直すと、見え方が変わってきます。

副業から収益が出始めたら、また改めて記事にしたいと思います。

時間が余ったら勉強・読書

これでもなお時間が余ることは、正直あまりありません。でも、もし余ったら勉強や読書に使います。

CAD関連の技術的なインプット、フリーランスとしての知識の補強、家計やお金の本など。これも目先の収入には直結しませんが、いつか何かにつながると信じてやっています。

会社員時代と比べて思うこと

最後に、会社員時代との比較で思うことを書いておきます。

毎月決まった給料が振り込まれていた会社員時代に比べると、フリーランスの収入は確かに不安定です。20万円未満の月があるなんて、会社員の感覚からすれば不安に感じるかもしれません。

でも、波がある代わりに、フリーランスには自由があります。

仕事を受ける・受けないを自分で決められる。働き方を自分で組み立てられる。子供の予定に合わせて時間を調整できる。私の場合、シングルファザーとして育児と仕事を両立するうえで、この自由は何より大きな価値です。

波は、自由とセットで来るものだと思っています。

まとめ

最後にまとめます。

フリーランスに収入の波はつきものです。月20万円未満の月もあります。それでも焦らずに済むのは、生活防衛資金、低い固定費、そして「詰め込まない」という判断があるからです。

仕事が少ない月は、単価の高い取引先に声をかける、副業のタネをまく、勉強や読書に時間を使う。閑散期を「マイナスの時間」ではなく「種まきの時間」と捉え直すと、フリーランス生活はぐっと楽になります。

波があるのは事実ですが、それは自由とセットで来るもの。受け入れた上で、備えと心構えがあれば、十分にやっていけます。

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タケ|サブコン現場監督11年7ヶ月を経てCADオペレーターとして独立4年目。独立後にシングルファザーとなり、仕事と育児を両立中。固定費削減を実践しながらフリーランス生活を継続中。

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