普段使っているメールアドレスは何でしょうか。
ドコモ・au・ソフトバンクのキャリアメール、あるいはヤフーメールという方も多いと思います。
私がおすすめしているのはGmailです。今日は、なぜキャリアメールをやめてGmailにした方がいいのか、そしてGmailの「派生アドレス」という地味だけど便利な機能について書いていきます。
昔はメールの多さに困っていた
私も昔はキャリアメールを使っていました。
これが、とにかくメールが来すぎるんです。迷惑メール、広告メール、よく分からない通知。受信箱がぐちゃぐちゃになって、本当に見なければいけない大事なメールを見落とす。そんなことが何度もありました。
しかも迷惑メールの中には、高額なコンサルやセミナーへの勧誘メールも混ざってきます。こういうメールは詐欺やぼったくり営業の入り口になりやすい。メールが整理できていないというのは、面倒なだけでなく、お金を守るうえでもリスクなんだと感じます。
Gmailをおすすめする理由
私がGmailをおすすめする理由は、主に2つあります。
ひとつは、迷惑メールのブロック機能が優秀なこと。
Gmailは迷惑メールを自動で判別して、専用のフォルダに振り分けてくれます。この精度がかなり高い。怪しい勧誘メールや広告メールが受信箱に入ってこないので、大事なメールが埋もれにくくなります。先ほど書いた高額コンサルのようなメールも、多くは自動で弾いてくれます。
もうひとつは、ひとつのアカウントから「派生アドレス」を作れること。これが今日の本題で、知っているかどうかでかなり差がつく機能です。後半でじっくり説明します。
キャリアメールは乗り換えで消える
派生アドレスの話の前に、もうひとつ。
キャリアメールには、携帯会社を乗り換えると基本的に使えなくなるという弱点があります。
今は通信費を見直して、格安SIMや別のキャリアに乗り換える人も多い時代です。でもキャリアメールをメインの連絡先にしていると、「乗り換えたいけど、このアドレスで色々登録しているから動けない」という状態になりがちです。メールアドレスが乗り換えの足かせになってしまう。
その点Gmailは携帯会社に縛られないので、どのキャリアに変えても同じアドレスを使い続けられます。通信費の節約を考えるなら、メールをキャリアから切り離しておくのは大事な準備だと思います。
(通信費の見直しについてはこちら → 固定費削減・通信費の記事)
Gmailの「派生アドレス」とは
ここからが本題です。
派生アドレスとは、ひとつのGmailアドレスから見た目の違うアドレスをいくつも作れて、それが全部同じ受信箱に届く、という仕組みのことです。作り方は2種類あります。
① ドット(.)を入れる方法
Gmailは、アドレスの中のドットを無視するというルールがあります。
たとえば、
freelance.take@gmail.comfree.lance.take@gmail.com
この2つは、ドットの位置が違うので見た目は別物ですが、Gmailにとってはどこにドットを打っても同じアドレス扱いです。どちらに送られたメールも、同じ受信箱に届きます。
いわば「同じアドレスの別の書き方」です。記号が入らない自然な見た目なので、後で説明する「+方式」が使えないサービスでも通りやすいのが利点です。
② プラス(+)を付ける方法
もうひとつが、名前の後ろに「+なんとか」を付ける方法です。
たとえば元のアドレスが freelance.take@gmail.com なら、
- 楽天用 →
freelance.take+rakuten@gmail.com - Amazon用 →
freelance.take+amazon@gmail.com
このように好きな文字を付けられて、これも全部 freelance.take@gmail.com に届きます。
こちらは「同じ受信箱から用途別に枝分かれさせる」イメージです。+rakuten のように意味のある名前を付けられるので、管理がしやすくなります。
(※ここで使っているアドレスは、すべて説明のための例です)
派生アドレスの何が便利なのか
仕組みは分かったとして、何が便利なのか。一番のポイントはここです。
たとえば、楽天用に作った freelance.take+rakuten@gmail.com 宛に、ある日から楽天と関係ない広告メールが届き始めたとします。
このとき、「楽天に登録した情報がどこかに漏れたな」と判断できます。そのアドレスは楽天にしか教えていないからです。どこから漏れたかを特定できる、というわけです。
さらにGmailの設定を使えば、特定の派生アドレス宛に来たメールだけまとめて迷惑メール送りにすることもできます。怪しくなった登録先だけをピンポイントで遮断できるので、迷惑メール対策としても詐欺対策としても役立ちます。
自分のアドレスが弾かれて困った話
ここで、私の失敗談をひとつ。
以前、子供を何かのサービスに登録しようとしたときのことです(何のサービスだったかは忘れてしまいました)。登録画面で自分のGmailアドレスを入力したら、すでに使われているという理由で弾かれてしまいました。自分のアカウントで既に使っていたからです。
このとき私は派生アドレスを知らなかったので、仕方なく子供用に別のGmailアドレスを新しく作りました。でもアカウントが増えると、パスワード管理も受信箱のチェックも面倒です。
もし当時、派生アドレスを知っていれば、freelance.take+kids@gmail.com のような派生アドレスを使えばよかったんです。登録は別アドレスとして通るのに、メールは自分の受信箱に届く。新しいアカウントを作る必要はありませんでした。
子育て中だと、子供向けのサービスやアプリに親のメールで登録する場面が多いと思います。派生アドレスを知っていれば、アカウントを無駄に増やさず、ひとつの受信箱で管理できます。
なぜサービス側には別アドレスとして登録できるのか
ここで、ひとつ疑問が出るかもしれません。
「Gmailにとっては同じアドレスなのに、なぜサービス側には別アドレスとして登録できるの?」と。
これは、見ている側が違うからです。
ドットを無視するのは、あくまでGmail側のルールです。一方、登録先のサービスはそのルールを知りません。サービスから見れば freelance.take と free.lance.take は文字が違うので、別のアドレスとして扱われます。
つまり、サービス側は「文字が違えば別アドレス」と見て登録を通し、Gmail側は「ドットは無視」で同じ受信箱に配達する。このズレのおかげで、サービス上は別アカウントなのにメールはひとつの受信箱で受け取れる、という状態になります。
使うときの注意点
便利な派生アドレスですが、万能ではありません。ここは正直に書いておきます。
まず、サービスによっては「+」の入ったアドレスを登録時に弾くことがあります。その場合はドット方式を試してみてください。両方知っておくと安心です。
また、最近はサービス側も「Gmailはドットを無視する」という仕様を承知していて、ドット違いの重複登録を弾いてくる場合もあります。こうなると派生アドレスは使えないので、そのときは別の方法を考えましょう。
派生アドレスは「使えたら便利な小ワザ」くらいに捉えておくのがちょうどいいです。
まとめ
最後に今日の話をまとめます。
キャリアメールは迷惑メールに埋もれやすく、乗り換えの足かせにもなります。まずはGmailに移しておくのがおすすめです。Gmailは迷惑メールのブロックが優秀で、怪しい勧誘メールを自動で弾いてくれるので、詐欺のリスクも下げられます。
そして、ひとつのGmailアカウントから派生アドレスを作れば、登録先ごとにアドレスを使い分けられます。漏洩元の特定、登録先ごとの遮断、子供のサービス登録まで、ひとつの受信箱で管理できます。
メールアドレスは普段あまり意識しないものですが、ここを整えておくだけで、日々のストレスも詐欺のリスクも減らせます。お金をかけずに今日からできることなので、よかったら試してみてください。
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タケ|サブコン現場監督11年7ヶ月を経てCADオペレーターとして独立4年目。独立後にシングルファザーとなり、仕事と育児を両立中。固定費削減を実践しながらフリーランス生活を継続中。


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