CADとAIは直接つながるのか?正直なところ
最近、AIの話題が建設業界でも増えてきました。
「AIで施工図が自動で描けるようになるのでは?」
そう思っている方もいるかもしれません。正直に言います。現時点では、CADソフトとAIの直接的な連携はまだ難しいです。
私もTfasやRebroで施工図を描いていますが、AIに直接図面を描かせることはできていません。
ただ、直接連携はできなくても、AI活用で仕事が楽になっている部分はたくさんあります。今日は私が実際に使っているAIと活用方法を全部まとめます。
私が使っているAI一覧
現在、私が使っているAIは4つです。
① Claude(Maxプラン)
チャット・Cowork・デスクトップ版が使えるプラン。月額約15,500円(月100ドル)。用途によって使い方を変えています。
② ChatGPT(無料版)
主にメール文章の添削に使用。
③ Perplexity AI(無料版)
検索特化型AI。調べものに使用。
④ SUNO AI
音楽生成AI。仕事とは別に気分転換で使用。
活用① PDFリンク作成(Claude デスクトップ版)
これが一番実務に直結している活用法です。
施工図を描くのに必要な書類
施工図を描く上で、必ず参照するのが以下の書類です。
- 建築・構造・設備の設計図
- 設備機器の仕様書
- 建築関係の仕様書
現場監督時代は全部印刷して、紙を見ながら施工図を描いていました。若手社員にPDFリンクを作ってもらうこともありました。
でもフリーランスになると一人でこれを全部やらないといけない。全部印刷していたら、紙とインクがいくらあっても足りません。
PDFリンクとは
PDFリンクとは、仕様書の目次に書いてある機器名や図面名をクリックすると、そのページに直接ジャンプする機能のことです。
これがあるとないとでは、書類の参照効率が全然違います。
手動でも作れますが、書類の量が多いので時間がかかります。そこでClaudeのデスクトップ版(エージェント型)に作業をお願いしています。
エージェント型AIは、指示を出すと実際にファイルを操作して作業まで完了させてくれます。自分でやっていた作業を丸ごと任せられるのが最大のメリットです。
iPadで見るとさらに便利
PDFリンクを作ったら、iPadで閲覧できるようにしています。
パソコンの画面は施工図で埋まっているので、書類の参照はiPadで行う。目次をタップすればすぐに該当ページに飛べるので、探す手間が省けて効率が大幅に上がりました。
印刷する量も激変しました。メインの設備設計図など、どうしても印刷が必要なものだけに絞れるようになっています。
活用② メール文章の添削(ChatGPT)
私は昔からメールの文章を書くのが苦手です。
「この言い回しで失礼じゃないか」「もっとスッキリ伝わる書き方はないか」と考えると、メール1通に時間がかかってしまっていました。
今はChatGPTに添削をお願いしています。
下書きを貼り付けて「丁寧なビジネスメールに添削してください」と指示するだけで、すぐに整った文章にしてくれます。これだけで、メール作成の時間がかなり短縮できています。
活用③ 検索・調べもの(Perplexity AI)
調べものはPerplexity AIを使っています。
検索能力に特化したAIで、最新情報を含めた回答を出してくれます。通常の検索エンジンよりも、知りたいことに直接答えてくれるので効率的です。
活用④ 気分転換・音楽生成(SUNO AI)
これは完全に遊びの使い方です(笑)
SUNO AIはテキストを入力すると、AIが曲を作ってくれる音楽生成AIです。
やる気が出ない時に「元気が出るアップテンポな曲を作って」と入力すると、オリジナルのアレンジ曲を生成してくれます。
結構クオリティが高くて、普通に楽しいです。仕事の気分転換に使っています。
AIで制気口リストの作成を試みた話
最後に、AIを使って制気口リストの作成を試みて失敗した話もお伝えします。
Tfasにも制気口リスト(吹出口・吸込口などの機器一覧)を作成する機能はあります。ただ手順が多く手間がかかるので、これなら自分で表を作っていった方が早いと感じていました。
そこでAIで効率化できないかと試みました。
部屋名が分かるように加工した平面図と、平面上の器具情報をPDFにしてAIに読み込ませ、Excelで出力するという方法です。TfasはExcelデータを読み込めるので、器具表としては一応形になりました。
ただ、部屋名がバラバラになってしまったり、器具のサイズが時々違っていたりと精度がいまいち。結局、全部最初から自分でやり直しました。
現時点では、CAD作業の一部をAIに代替させるのはまだ精度が追いついていないというのが正直なところです。
ただ、AI技術は日々進化しています。今後、施工図作業にも活用できそうな方法が見つかれば、またこのブログで報告します。
まとめ:CADオペレーターのAI活用は「周辺業務の効率化」から
現時点でのCADオペレーターのAI活用まとめです。
| AI | 用途 |
|---|---|
| Claude デスクトップ版 | PDFリンク作成などのファイル操作 |
| ChatGPT(無料版) | メール文章の添削 |
| Perplexity AI | 検索・調べもの |
| SUNO AI | 気分転換・音楽生成 |
施工図を直接AIに描かせることはまだできませんが、周辺業務の効率化という意味では十分に活用できています。
「CADの仕事にAIは関係ない」と思っている方にこそ、まずはメール添削やPDF作業から試してみることをおすすめします。小さな効率化の積み重ねが、日々の作業時間を確実に短縮していきます。
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タケ|サブコン現場監督11年7ヶ月を経てCADオペレーターとして独立4年目。独立後にシングルファザーとなり、仕事と育児を両立中。固定費削減を実践しながらフリーランス生活を継続中。


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