仕事管理はCADフリーランスの核心
CADの技術があっても、仕事の管理ができないと長続きしません。
複数の取引先から依頼が来る。工程が重なる。どこを優先するか判断しないといけない。
フリーランスになりたての頃、私はここで失敗しました。独立3年目に3現場が重なり、1日16時間図面を描いた時期がありました。あれは二度とごめんです。
今日は、その失敗から学んだ私なりの仕事管理術をまとめます。
原則①:依頼は来た順番で受ける
私が徹底しているのが、依頼された順番で受けるというルールです。
同じ時期に複数の依頼が来ることがあります。後から来た依頼の方が単価が高いこともあります。
それでも、最初に依頼してくれた方を優先します。
理由は信頼です。
先に声をかけてくれた取引先は、私を信頼して早めに連絡してくれています。その信頼を単価で裏切るのは、長期的に見て絶対に損です。
フリーランスの仕事は一回限りではありません。信頼を積み重ねることで、継続的に依頼をもらえる関係になる。これがCADフリーランスとして長く生き残る唯一の道だと思っています。
1〜2日の誤差でも返事を待たない
依頼のタイミングが1〜2日しか違わないこともあります。
でも私は返事をしていたら、もうお断りします。返事を待っていた間に別の依頼が来ても、先の方を受けます。
「もし空いていれば」という曖昧な状態で複数の依頼を抱えると、結局どちらにも迷惑をかけることになります。
原則②:工程表を見て受けるか判断する
依頼が来たら、即答しません。
必ず工程表を確認してから返事をします。
例えば「6月からこういう物件があるけどお願いできる?」と言われた場合、今進めている物件の工程表と照らし合わせます。
「重なっているけど、現場の最初と最後の方だから物量は多くない」と判断できれば受ける。「ちょうど山場が重なる」なら断る。
工程表だけでは分からないこともある
ただし、工程表だけでは判断できないこともあります。
同じ物件でも、やる内容やどこまで細かくやるかで作業量が全然違います。
ここは正直、経験で判断するしかないです。
「この時期は忙しくなる」「この取引先の物件はいつも作業量が多い」という積み重ねが、正確な判断につながります。私も独立して数年経ってからようやく精度が上がってきた感覚があります。
独立3年目の失敗:3現場が重なった話
これは今でも忘れられない失敗です。
独立3年目、工程表の見方が甘くて3現場が同時期に重なりました。
1日16時間図面を描き続けた時期がありました。朝から深夜まで画面とにらめっこ。シングルファザーとして子供のことも気になりながら、とにかく必死で描き続けました。
精神的にもかなりきつかったです。
結局どうなったか
3現場のうち1つは、工程表を見る限りまだ余裕がありそうだったので、正直に話して1週間延ばしてもらいました。
「現在複数の物件が重なっており、納期を1週間延ばしていただくことは可能でしょうか」
正直に話してよかったです。取引先は快く対応してくれました。無理に抱え込んで納期を守れないよりも、早めに相談した方が信頼を損なわずに済みます。
この失敗から学んだこと
この経験から、メイン会社とサブ会社を明確に分けるようになりました。
原則③:メイン会社とサブ会社を明確に分ける
今は取引先を2種類に分けて管理しています。
メイン会社:いつも安定して仕事をくれる会社。ここを中心に仕事を回します。常にここを最優先にして、長く関係を続けることを意識しています。
サブ会社:時間に余裕がある時に声をかける会社。メイン会社の物量が5割くらいに落ちた時期に、サブ会社に連絡して仕事をもらいます。
なぜこの分け方が大事か
フリーランスの仕事量は波があります。
忙しい時期と暇な時期が必ずあります。この波を工程表と経験で読みながら、暇になりそうな時期にサブ会社に声をかける。
逆に忙しい時期にサブ会社の仕事を無理に入れると、3年目の失敗の繰り返しになります。
「メイン会社を守りながら、余力でサブ会社を動かす」
これが私の仕事管理の基本的な考え方です。
まとめ:仕事管理は信頼と経験で成り立つ
私が実践しているCADフリーランスの仕事管理術をまとめます。
- 依頼は来た順番で受ける(単価より信頼を優先)
- 工程表を必ず確認してから返事する
- 工程表+経験で繁閑を読む
- 無理な時は早めに正直に相談する
- メイン会社とサブ会社を明確に分ける
CADの技術は練習で上がります。でも仕事管理の感覚は、失敗を重ねながら経験で身についていくものだと思っています。
3年目の16時間作業は二度とごめんですが、あの失敗があったから今の管理術があります。
独立したばかりの方、これから独立を考えている方の参考になれば嬉しいです。
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タケ|サブコン現場監督11年7ヶ月を経てCADオペレーターとして独立4年目。独立後にシングルファザーとなり、仕事と育児を両立中。固定費削減を実践しながらフリーランス生活を継続中。


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