シングルファザー・シングルマザーが使える制度まとめ|知らないと損する公的支援

シングルファザー

はじめに:制度は知っているかどうかで大きく変わる

子育てをしながら働いていると、お金の不安は尽きません。でも、知っているかどうかで受け取れるお金が大きく変わる制度がたくさんあります。

今日は、シングルファザー・シングルマザーをはじめ、子育て世代が使える公的支援制度をまとめます。私自身の実体験も含めて紹介します。

① 児童手当(全子育て世帯対象)

対象:高校生年代(18歳年度末)までの子供を養育している保護者

2024年10月から制度が大幅に拡充されました。

区分月額
0〜3歳未満15,000円
3歳〜高校生年代(第1・2子)10,000円
3歳〜高校生年代(第3子以降)30,000円

拡充のポイント:

  • 所得制限が撤廃され、全員が対象になりました
  • 支給対象が高校生年代まで延長されました
  • 支給月が年3回から年6回(偶数月)に変更されました

申請について:基本的に出生届と同時に申請します。制度拡充により新たに申請が必要な方もいます。お住まいの市区町村に確認してください。

② 児童扶養手当(ひとり親家庭対象)

対象:離婚・死別・未婚・実質ひとり親など、ひとり親家庭

金額(子1人の場合):

区分月額
満額支給約48,000円(2026年度)
一部支給数千円〜4万円台

所得によって変動します。

⚠️ 重要な注意点:

申請しないともらえません。前年の所得をもとに毎年審査が行われます。審査結果が出るのが10月頃で、支給開始も11月頃からになります。申請してもすぐにもらえるわけではないので注意してください。これは全国共通の仕組みです。

私の実体験:申請できなかった10ヶ月

個人事業主2年目でシングルとなり、前年の所得が少なかったので申請しようとしました。ところが、市役所に行ったら思わぬ壁がありました。

元配偶者が住所変更をしておらず、同じ住所のままだったため「一緒に住んでいる」とみなされ、申請が通りませんでした。

実際には一緒に暮らしていませんでしたが、市役所からすると確認しようがないとのこと。諸事情で私も引っ越しができなかったため、結果的に10ヶ月間、申請すらできませんでした。

もっと融通を利かせてほしいと思いましたが、不正受給する人もいるため審査が厳しくなっているそうです。

同じ状況になりそうな方は、早めに住所変更の問題を解決しておくことをおすすめします。

③ ひとり親医療費助成

対象:ひとり親家庭

親と子の医療費の自己負担を助成する制度です。内容は自治体によって異なりますが、医療費の窓口負担が大幅に軽減されます。お住まいの市区町村に確認してください。

④ 子ども医療費助成(全子育て世帯対象)

ひとり親でなくても使える制度です。

子供の医療費の自己負担を助成します。自治体によって対象年齢や助成内容が異なりますが、多くの自治体で中学生・高校生まで対象を拡大しています。

⑤ 国民健康保険の軽減制度(重要)

対象:所得が低い年

所得が低い場合、国民健康保険料が自動的に軽減されます。

軽減割合内容
7割軽減所得が一定以下
5割軽減所得が一定以下
2割軽減所得が一定以下

さらに以下の場合は減免申請ができます:

  • 災害
  • 収入の激減
  • 廃業
  • 病気
  • 失業

個人事業主は収入が不安定になることもあるので、所得が下がった年は必ず確認しましょう。

⑥ 国民年金の免除制度

対象:所得が低い場合

区分内容
全額免除保険料を全額免除
半額免除保険料を半額免除
1/4免除保険料を1/4免除

私は個人事業主2年目まで全額免除を活用していました。

免除期間は年金受給額が減りますが、全額未払いより免除の方が受給額が多くなります。払えない場合は必ず免除申請をしてください。

⑦ ひとり親控除(税金)

対象:ひとり親

通常の扶養控除に加えて、35万円の控除が受けられます。所得税・住民税が減額されるので、確定申告時に必ず適用してください。

⑧ 就学援助

対象:経済的に困難な家庭

学校教育に必要な費用(給食費・修学旅行費・学用品費など)を助成する制度です。申請は学校または市区町村の教育委員会で受け付けています。

⑨ 保育料・学童保育の減免

対象:ひとり親家庭・低所得世帯

ひとり親家庭は保育料・学童保育費が減額または無料になるケースがあります。自治体によって内容が異なります。

⑩ 高等学校等就学支援金・給付型奨学金

対象:高校生・大学生

  • 高等学校等就学支援金:所得に応じて高校の授業料を支援
  • 給付型奨学金:返済不要の奨学金。低所得世帯の大学進学を支援

子供が高校・大学進学の際に確認しましょう。

⑪ 母子父子寡婦福祉資金貸付金

対象:ひとり親家庭

事業を始めたい、就学資金が必要、住宅を修繕したいなど、様々な目的で低利または無利子で借りられる制度です。

⑫ 水道・交通・JRの減免(自治体によって異なる)

自治体によっては以下の減免があります:

  • 水道料金の減免
  • JR通学補助
  • バス料金補助

お住まいの自治体のホームページで確認してください。

まとめ:まず市区町村の窓口に相談を

制度対象申請
児童手当全子育て世帯原則自動(一部要申請)
児童扶養手当ひとり親要申請(支給開始は11月頃)
ひとり親医療費助成ひとり親要申請
子ども医療費助成全子育て世帯要申請
国保軽減低所得世帯自動(減免は要申請)
国民年金免除低所得要申請
ひとり親控除ひとり親確定申告で適用
就学援助経済的困難世帯要申請

知らなければもらえない制度がたくさんあります。

まずはお住まいの市区町村の窓口に「使える制度を全部教えてください」と相談してみてください。

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タケ|サブコン現場監督11年7ヶ月を経てCADオペレーターとして独立4年目。独立後にシングルファザーとなり、仕事と育児を両立中。固定費削減を実践しながらフリーランス生活を継続中。

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