シングルファザーCADフリーランスの子供発熱問題|正直、仕事は諦めていました

シングルファザー

子供が熱を出した朝のリアル

子供の額に手を当てて「あ、熱い」と気づいた瞬間。

体温計を見たら38.5℃。

シングルファザーでCADフリーランスをやっていると、この瞬間が一番焦ります。正直に言います。私はこういう日、仕事を諦めていました。

なぜ仕事を諦めるしかなかったのか

「38度なら、子供が寝ている間に作業できるんじゃないか」と思う方もいるかもしれません。

でも現実はこうです。

38度くらいだと、子供は割と元気なんです。

熱があるからといってずっと寝ているかというと、全然寝ない。遊びたがる。テレビを見たがる。「ねえねえ」と呼んでくる。

しかも一緒に寝ないと寝てくれないので、昼寝させようとすると自分も一緒に横にならないといけない。

そもそもまず病院に連れていく必要があります。準備して、連れていって、待合室で待って、診察して、薬もらって帰ってくるだけで半日は余裕で飛びます

これで仕事ができると思う方が無理です。

幼稚園児期が一番大変だった

子供は今6歳ですが、振り返ると幼稚園児期が一番大変でした。

体がまだ弱くて、風邪をひく頻度が高い。しかも免疫がついていないので熱も高くなりやすい。

今はありがたいことに体が強くなってきたのか、ほとんど風邪をひかなくなりました。幼稚園を卒業する頃から、明らかに発熱の頻度が減った実感があります。

仕事を諦める判断は間違っていなかったと思う

「フリーランスなのに仕事を諦めるのか」と思う方もいるかもしれません。

でも私はこれは正しい判断だったと思っています。

理由は2つ。

① 具合が悪い子供のそばでCAD図面を描いても、質が担保できない

施工図は集中力が必要な作業です。「ここの納まりどうするか」「この梁を避けるにはどのルートが最適か」を考えながら描く作業を、子供が「ねえねえ」と声をかけてくる環境でやると、ミスが出ます。

ミスが出ると、翌日以降のリカバリーで余計に時間を取られます。結果的に発熱日に無理して作業した方が、トータルで損をします。

② 子供が熱の時は、親がそばにいてあげることが大事

これはフリーランスとか関係ない話です。具合が悪い時に親がそばにいてくれる、それだけで子供の安心感が違います。シングルファザーだからこそ、この時間は仕事より優先していいと思っています。

それでも知っておいてほしい制度

私自身は使ったことがないのですが、知っておくだけで気持ちが楽になる制度があります。

いざという時に「こういう選択肢がある」と知っているだけで、パニックになりにくいです。

① 病児保育

病気の子供を預かってくれるサービスです。2種類あります。

施設型:病院や保育所に併設された専用施設に預ける形。私のかかりつけ医もこのサービスをやっています。ただし事前登録が必須なので、「いざという時に使いたい」なら元気な時に登録だけ済ませておく必要があります。

訪問型:看護師や保育士が自宅に来てくれる形。子供を連れ出さなくていいので、重症時には特にありがたいサービスです。

私は登録はしていますが、ありがたいことにまだ使ったことはありません。でも登録してあるという安心感は確実にあります。

② ファミリーサポートセンター(ファミサポ)

地域の住民がお互いに子育てを助け合う制度です。自治体が運営しています。

ただし病気の子供には基本的に使えません。送迎や習い事の付き添いなど、元気な時の利用がメインです。

発熱時の直接的な解決策にはなりませんが、日頃からファミサポに登録して顔見知りを作っておくと、急な対応をお願いしやすくなります。

③ フリーランス新法の育児配慮義務

2024年11月施行のフリーランス新法では、6ヶ月以上の継続業務委託について、発注者は受注者の育児への配慮を行う義務があります(6ヶ月未満でも努力義務)。

具体例として「子の急病により納期を短期間繰り下げたい」との申し出に対し、発注者は納期を変更する対応が求められています。

私自身はこの制度を意識してクライアントに伝えたことはありませんでしたが、「子供が小さい・一人親」という事情を最初から伝えておくだけで、いざという時の連絡がしやすくなります。

急病日に備えて今すぐできること3つ

① かかりつけ医の病児保育サービスを確認・登録する

まずは今通っているかかりつけ医が病児保育をやっているか確認してください。やっていれば、元気な時に事前登録だけ済ませておきましょう。

登録自体はそんなに大変じゃないです。でも当日いきなりは使えないので、元気な今のうちに動くのがポイントです。

② 「急病日用の連絡テンプレ」をスマホのメモに保存しておく

頭が真っ白になっている状態でクライアントへの連絡文を考えるのは、想像以上に消耗します。

「子の発熱で本日対応が遅れます。納期は◯日まで調整可能か確認させてください」

こういう文面を1〜2種類、スマホのメモに保存しておくだけで初動が全然違います。

③ 「急病日にやらないこと」を決めておく

これが一番大事かもしれません。

急病日には集中力が必要な作業はやらないと決めておく。施工図の干渉チェック、初回プロット出しなど、ミスが許されない作業は翌日以降に回す。

逆に、請求書の作成・過去案件の整理・ライブラリ整理など、集中力が低くてもできる軽い作業を急病日専用に温存しておくと、完全に仕事が止まらずに済みます。

まとめ:仕事を諦める日があってもいい

シングルファザーCADフリーランスとして4年やってきて思うのは、子供の急病日に仕事を諦める判断は正しいということです。

無理して質の低い仕事をして、ミスのリカバリーで翌日以降を削る方が損です。

ただ、知っておくだけで選択肢が増える制度や仕組みはあります。

  • かかりつけ医の病児保育に事前登録しておく
  • 連絡テンプレをスマホに保存しておく
  • 急病日にやらないことを決めておく

この3つだけでも、「やばい」と固まる時間は確実に減ります。

子供が熱を出した朝、少しだけ落ち着いて動けるようになります。それだけで十分です。

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タケ|サブコン現場監督11年7ヶ月を経てCADオペレーターとして独立4年目。独立後にシングルファザーとなり、仕事と育児を両立中。固定費削減を実践しながらフリーランス生活を継続中。

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