「子どもがいるのに、フリーランスなんて無理でしょ」
そう思っていた時期が、私にもありました。
建設業のサブコンで現場監督を11年7ヶ月務めた後、CADオペレーターとして独立した「タケ」です。独立後にシングルファザーになりましたが、フリーランスだからこそシングルファザーとしてやっていけると、周りも背中を押してくれました。
この記事では、シングルファザーがCADフリーランスとして仕事と育児を両立するために必要なことを、私の実体験をもとにお伝えします。
「子どもがいたら自由になれない」という思い込み
現場監督時代、私の生活はこんなものでした。夜22時に帰宅するのが当たり前で、休日は月4日以下。自分の時間など存在しませんでした。
独立後にシングルファザーになりましたが、もし会社員のままだったらと思うとぞっとします。学校の行事にも参加できない。熱を出しても迎えに行けない。フリーランスだったからこそ、子どもと向き合う時間を作ることができました。
フリーランスへの不安も大きかった。収入は下がらないか、急病のときはどうするか、社会保険はどうなるか——あなたも同じ気持ちではないですか?
問題の本質:「時間の自由」がないと育児は成立しない
シングルファザーの問題は「収入が足りない」ことではありません。時間をコントロールできないことです。
フリーランスになると、この問題が根本から解決します。急な呼び出しへの対応、行事への参加——在宅案件なら子どもが帰る時間に仕事を区切ることもできます。
なぜ独立に踏み切れないのか?3つの原因
①収入不安
CADオペレーターの収入は稼働時間によって大きく変わります。フル稼働(8時間×週6日)なら60万〜75万円も可能ですが、私自身は子育てとのバランスを取りながら週5日・6時間ほどの稼働で35万〜45万円程度を維持しています。
会社員時代より収入は下がりましたが、時間の自由を手に入れた価値の方が大きいと感じています。ただし最初の3ヶ月は収入が安定しない可能性があるので、生活防衛資金として1年分の生活費を確保してから独立することをおすすめします。
②子どもの急病対応の不安
「納期の2〜3日前を自分の完成目標日」とするバッファ管理で解消できます。余裕を持って仕事を進めておけば、急な呼び出しがあっても対応できます。複数のクライアントと取引することも収入の安定につながります。
③税金・社会保険の知識不足
独立前に簿記3級とFP3級の勉強をしておくことをおすすめします。この2つはお金の「ひらがな・カタカナ」のようなもので、基礎知識を身につけるだけで確定申告への不安がぐっと減ります。
簿記3級はクレアール通信講座で、FP3級は「みんながほしかったFPの教科書」で勉強しました。どちらも初心者にわかりやすくておすすめです。
私自身、FP3級は合格し、簿記3級は試験には受かっていませんが知識は身についています。おかげで確定申告もなんなくこなせるようになりました。資格取得よりも「知識を使える状態にすること」が大事です。
解決策:3つの実践策
①在宅案件を中心に組み立てる
確認申請図面や竣工図の電子化はリモート対応可能な案件が多いです。クラウドワークスなどで実績を積んでから、専門エージェントへというステップが現実的です。
②子どもの生活リズムに合わせた「仕事時間割」を作る
私の場合、8〜16時を作業時間、16時以降を育児時間として区切っています。さらに子どもが寝た夜9時以降も作業時間として活用しています。育児と仕事どちらも中途半端にしないためには、自分なりの時間割を作ることが大切です。
③支援制度を活用する
2026年10月から、フリーランス・個人事業主の国民年金保険料が子どもが1歳になるまで免除される制度がスタートします。また地域の「ひとり親支援」窓口でフリーランスでも使える給付金・支援制度を確認しておきましょう。
今日からできる5つのアクション
- 毎月の支出を正確に把握し「稼がなければいけない最低ライン」を明確にする
- 生活防衛資金として1年分の生活費を貯蓄してから独立する
- 簿記3級(クレアール通信講座)・FP3級(みんながほしかったFPの教科書)の勉強を今から始める
- クラウドワークス・ランサーズに登録してCAD案件を探し始める
- 地域の「ひとり親支援」窓口でフリーランスでも使える支援制度を確認する
まとめ
「子どもがいるのに独立なんて」という声は今でも聞こえます。でも私は、子どもがいるからこそフリーランスを選んで正解だったと思っています。
時間の自由があれば、育児と仕事は両立できます。完璧にはできないけれど、現場監督時代よりずっと子どもに向き合える時間が増えました。
あなたの「一歩」を、心から応援しています。
タケ|サブコン現場監督11年7ヶ月を経てCADオペレーターとして独立4年目。独立後にシングルファザーとなり、仕事と育児を両立中。


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