今日は、ちょっと自分の弱みをさらけ出すような話を書きます。
ブログの中で「サブコン現場監督を11年7ヶ月やっていた」と何度か書いてきました。これだけ聞くと、それなりに大きな現場をバリバリ仕切ってきた人をイメージするかもしれません。
実は、そうでもないんです。
私のいた会社の規模感
私が在籍していたのは、サブコン業界の中堅クラスで20位前後の会社でした。
業界最大手のサブコンではないし、超大規模な物件をどんどん回す会社でもありません。中規模の物件を堅実にこなす、いわゆる中堅サブコン。そういう環境で11年7ヶ月過ごしていました。
担当してきた現場のレベル
担当してきた現場も、決して華々しいものではありません。
一番大きな現場でも請負金額は8億円程度。建物の種別で言うと、学校、小さめの病院、スポーツクラブなどです。現場を任せられるようになってからは、ほぼ学校ばかりでした。
工場のように複雑な設備の現場、劇場のように特殊な空調が必要な現場、大規模病院のように設備が高度な現場。こういったものは経験していません。
学校は学校で大変な現場ではあります。特に既存の校舎を運用しながら、解体・新築を進めていくケースは難易度が高い。ただ、その難しさは図面やシステムが難解だからではなくて、関係者との調整が複雑だから、というのが正直なところです。
つまり、設備的に難しいハイレベルな現場を経験してきたわけではない、ということです。
社内でも飛び抜けてはいなかった
社内でのポジションも、正直に言うと突出していたわけではありません。
図面の知識でも、設備の知識でも、私より詳しい人はたくさんいました。「あの人みたいになりたい」と思える先輩や同僚がたくさんいる中で、私は「平均か、ちょっと頑張っている」くらいの立ち位置だったと思います。
エースだったわけでもなく、出世コースを走っていたわけでもない。社内の現場監督の中で、ごく普通の一人でした。
今、新規物件を受けて改めて感じたこと
最近、新しい物件を受ける機会があって、担当者と打ち合わせをしました。それが工場系の現場で、システムも複雑で、私がこれまでやってきた現場とは難易度が違う案件でした。
打ち合わせをしながら正直に感じたのは、「これを現場監督時代に担当しろと言われたら、絶対に無理だ」ということでした。
設備のシステムが難しい。やったことのないレベル。
CADオペレーターとして図面を引く立場なら、調べながら進められます。でも、現場担当として責任を持って回せ、と言われたら、当時の私には荷が重かったと思います。
つまり、今でも自分が「優秀な現場監督」だった、とは思っていません。
それでも、フリーランスとして生活できている
ここまで読んで、「なんでこんな自虐的なことを書いているんだろう」と思った人もいるかもしれません。
伝えたいのはここからです。
こんなに大した現場をやってきたわけではない、社内でも飛び抜けていたわけではない私でも、フリーランスとして独立して、4年目を迎えています。
家族を養いながら、シングルファザーとして子育てをしながら、生活が成り立っています。
これは、何かを盛って言っているわけではありません。本当に等身大の事実です。
現場監督を辞めたいけど辞められない人へ
私がこの記事で一番伝えたいのは、現場監督を辞めたいけど辞められない人へ、です。
たぶん、世の中には「いつかフリーランスになりたい」「でも自分にそんな実力があるとは思えない」と感じている現場監督が、たくさんいると思います。
特に、図面能力や設備知識で私より優れている人。社内で「あの人すごいよね」と言われている人。そういう人ほど、「本当に独立して食っていけるのか」と慎重になりがちです。
でも、覚えておいてほしいのは、フリーランスとして必要な能力は「業界トップクラスの設備知識」ではないということです。
必要なのは、
- 現場の流れを理解していること
- 担当者と最低限のコミュニケーションが取れること
- 図面を読めて、書けること
- 納期を守る誠実さ
- 自分の限界を知っていて、無理を引き受けないこと
このあたりです。トップエースである必要はありません。私みたいに「中堅サブコンで普通の現場監督だった人」でも、十分にフリーランスとして生活できます。
もっと自信を持っていい
なので、もし今、現場監督を続けることがしんどくて、でも「自分には独立する力はない」と思って踏み切れていない人がいたら、もう少し自信を持っていいです。
あなたが思っているほど、フリーランスは「すごい人」だけがやっているものではありません。等身大の知識と経験を、ちゃんと使える形で提供できれば、ちゃんと仕事になります。
私自身、独立してから「もっと早く動いてもよかったかも」と感じることはあっても、「自分には早すぎた」と思ったことはありません。
まとめ
最後にまとめます。
私は中堅サブコンで11年7ヶ月、平均的な現場監督でした。担当してきた現場も、設備的に難しいものではありません。社内でも飛び抜けて優秀だったわけでもない。
それでも、CADオペレーターとしてフリーランスで生活が成り立っています。
「自分にそんな実力はない」と感じて踏み出せない人ほど、実は十分な力を持っていることが多いです。等身大の自分で、まずは一歩動いてみる。それで人生がガラッと変わることもあります。
少しでも背中を押せたなら、うれしいです。
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タケ|サブコン現場監督11年7ヶ月を経てCADオペレーターとして独立4年目。独立後にシングルファザーとなり、仕事と育児を両立中。固定費削減を実践しながらフリーランス生活を継続中。


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